年齢問わず、意外に多い顔のパーツのお悩みが鼻に関することです。
顔の真ん中にあるため、どうしても目がいきがちで、相手の鼻が気になる分、自分の鼻も気になってしまうのではないでしょうか?
鼻に関する悩みはまさに人それぞれで、他人には理解を得られにくい部分です。
自分では、もっと鼻を高くしたいと思っているのに、実は日本人の平均からすると十分に高さのある鼻だったりすることもあります。
また美容整形をした際でも、鼻は満足を得られにくい部分とよく聞きます。
欠点をただ解消しようとして、自分好みの顔のモデル写真を持って美容整形に行き、手術を行ってみたものの満足感が得られず、何度か整形を繰り返してしまうような方も多いです。
実はキレイな鼻であることよりも、存在感の無い、むしろ鼻に意識が行かない方が大切なのかもしれません。
鼻の悩みとそれを解消するための美容整形は、どのような種類があるのでしょうか?
意外と多い低い鼻の悩み
鼻の悩みの一つとして、今よりもっと高くしたいという人は結構多いようです。
鼻を高くしたいときに行われるのが「隆鼻術」です。この場合は「ヒアルロン酸注入」や「プロテーゼ」隆鼻術が一般的です。
それぞれがどのようなものかを紹介します。
ヒアルロン酸注入
ヒアルロン酸注入はプチ整形としても人気がありますので、ご存知の方もいるでしょう。
ヒアルロン酸注入という方法は、単に鼻へヒアルロン酸を注射するだけの治療を指します。
簡単にできるのが特徴で、施術時間も短時間で終わります。
痛みについては、他の方法と比べてほとんど感じることはなく、内出血も比較的少ないことから人気も高くなっています。
簡単にできるのが特徴ですが、ヒアルロン酸そのものは時間の経過と共に、体に吸収されていきますので、効果をキープさせるためには、クリニックに定期的に通ってヒアルロン酸注入を続けなければいけません。
費用はクリニックやヒアルロン酸の種類などによって異なりますが、5万円程度が目安になります。
ご自身の年齢が若い場合は、繰り返し注入をすると結果的に費用も手術をしたほうが安かったということも考えられますが、まずは高くなった鼻をイメージするために利用するのも良いかもしれません。
プロテーゼ隆鼻術
プロテーゼ隆鼻術は、鼻の中にプロテーゼを挿入して高さを維持する手術です。
プロテーゼとは、人間の軟骨に近い質感や柔軟性を持つシリコン素材の医療材料のことです。
医療用材料のシリコンは安全性が高く、アレルギーの心配がほとんどないことから、鼻の美容整形に限らず、人工関節などでも幅広く使われています。
ヒアルロン酸注入とは異なり、一度プロテーゼを挿入すれば半永久的な効果を期待できます。
プロテーゼ挿入で多くの人が心配するのが、手術後は腫れや内出血などです。
手術後数日間は、テープなどでの固定が必要になります。
内出血が出た場合は、1週間~2週間で徐々に消えていきます。
また数日間は、鼻のつけ根が腫れたりしますが、1週間ほどで落ち着いてきます。
ダウンタイム時は、マスクや伊達めがねなどで視線を避ければ、気付かれることはないでしょう。
費用についてはそれぞれのクリニックによって異なりますが、20万円、30万円程度が相場です。
耳介軟骨移植
ご自身の耳内の軟骨を鼻先へ移植する方法です。
プロテーゼなどの異物を体内に入れることに対して、不安をお持ちな方には、アレルギーなどの心配もなく、安心して受けていただける手術です。
鼻は穴の中を切開するので、傷跡は外から見えることもありません。
軟骨移植は鼻筋を通して鼻をたかくしたり、アップノーズにすることも可能ですし、プロテーゼのデメリットのように、軟骨が露出してしまうことも、ほとんどありません。
何よりご自身の軟骨と言うのが安心ですね!プロテーゼと併用で手術することもできます。
手術後数日間は、テープなどでの固定が必要になります。
内出血が出た場合は、1週間~2週間で徐々に消えていきます。
また数日間は、鼻のつけ根が腫れたりしますが、1週間ほどで落ち着いてきます。
ダウンタイム時は、マスクや伊達めがねなどで視線を避ければ、気付かれることはないでしょう。
耳介軟骨移植の目安の費用は、30万円程度になります。
意外と多い団子鼻の悩み
団子鼻とは、読んで字のごとく団子のような鼻。
低くて丸い形の鼻のことです。
鼻の中央部分が広く、比較的厚みもあるため、人の良さそうなイメージですが、なんとなく垢抜けない印象にもなります。
鼻尖形成(鼻尖縮小)
団子鼻で悩んでいる人は意外にも多いようですが、これを解消させるには鼻尖形成がおすすめです。
鼻先をとがらせて幅を小さくする治療法です。
鼻の先の左右に広がった鼻翼軟骨の中央部を糸で縫い寄せることによって、広がりを抑え、鼻先をスッキリさせる手術です。
鼻の穴の中から糸を入れて縫い合わせるため、外側からはわかりにくく、施術後も傷跡が目立たないのが特長です。
周りの人にばれないように、鼻の大きさを少し小さくしたいという人にはピッタリの方法です。
鼻尖形成は鼻の内側より治療を行いますので、他の方法と比べてキズ跡が目立ちにくいというメリットがあります。
また手術した後の腫れが少ないのも特徴です。
費用はそれぞれのクリニックによっても異なりますが、だいたい20〜30万円程度が目安です。
必要に応じて、鼻尖軟骨を移植
上述の鼻尖形成で団子鼻はある程度改善しますが、スッキリした鼻先の尖りを表現するには、高さが不十分なことが多いです。
必要に応じて、軟骨移植も組み合わせることもすると、人工物を挿入するなどをしないで、悩みの団子鼻を解消できます。
しかし移植したご自身の軟骨組織が安定するまでに、およそ1ヶ月かかるため、それまでは人と会わない時や、就寝時などには固定をしたほうが良いです。
意外と多い鼻の悩み まとめ
意外にも多い鼻の悩み。いかがだったでしょうか?今回は一部の施術を紹介しました。
鼻の整形にはいくつかの方法がありますので、自分に合う方法を選択するために専門の医師に相談をしましょう。
鼻整形の金額の目安ですが、美容整形治療は基本的に自費診療ですから、クリニックによって施術料金はまちまちです。
そして金額の差異が必ずしも医師の腕の善し悪しやでは無いので注意が必要です。
またいくつかのクリニックで相談してみると、医師によって勧める治療も違い、いったいどうしたら良いのかと混乱してしまうこともあるようです。
それは、クリニックの方針や医師の経験の違いにもよります。
どうしたら安心した治療が受けられるか?
ネットでの口コミでは無く、実際にクリニックに行って、直接医師にカウンセリングを受けて、医師の人柄や態度、人間性などを確認されることをおすすめします。
そして例え人柄が良かったとしても満足いく手術ができるわけではありません。
当たり前ですが、美容医療の医師として、キャリアも選択には欠かせません。
幅広い施術から適切な治療法を提示してくれる医師に診てもらうことが重要です。